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3.その他

 3)オープン化時代の到来と対処

 1.オープン化戦略とオープンソース(open source)
2006年12月1日

 弊社の社内システム構築に当り、20世紀後半から到来したオープン化時代の恩恵を数多く受けています。コンピュータ業界に於けるオープン化とは、一般的にシステム構築と保守メンテナンス並びにバージョンアップに必要な情報や知識経験を、システムの提供側(Vendor)と顧客(User)に 公開(Open)しお互いに共有する方針を云います。

 ソフトウエア業界ではオープン化戦略を採用するコンピュータ企業が主流になりました。その過程でオープン化の象徴とも云えるOSのLinuxを始め、様々な分野でソフトウエアが一般に公開され、多数の技術者による改編や改良を経て、一層の発展を果たしました。

 弊社は自社のシステム構築をする際に、オープン化により公開されたソフトウエアを活用する方針を立てました。Webに公開されている多数のオープンソース・ライブラリを参照し、その中から活用可能なファイルを抽出し、自社の事情に合わせた改編をしながらオリジナル・ソフトウエアの開発をして参りました。その結果ソフトウエア開発に掛かる費用を大幅に節減し、基本的に無償で使用を許可しているOSやDBソフトを用いてシステム構築をしましたので、システムに掛かる維持管理費用の節約もしています。

 この項目では、先ずオープン化とは何かと、多少の技術的なご説明を致します。次いでLinux OSを始め代表的なオープン型のソフトウエアの概略を個別にご紹介します。


1.ソースコード (source code)とオープンソース(open source)
1) コンピュータ・ソフトウェアの基になるDataをソースコード (source code)と云います。ソフトウエアを開発する技術者が、LinuxやUnix等のプログラミング言語でコンピュータへの指示を書いた文章で、ソフトウェアの設計図に当たります。

ソフトウエアのソースコード (source code)を入手すれば、当該のソフトウェアをコピーしたり、ソースコードに多少手を加えるだけで、類似品の製造が簡単に出来ます。基になるDataがあるのですから、零からプログラムを開発するのと比べて、手間暇も開発費も殆ど掛かりません。そこでWindows OSでPC業界を席巻したマイクロソフトを始め、殆どのソフトウエア会社では、自社が開発したソフトウェアのソースコードを原則的に開示しませんでした。ソフトウエアを他社に供与する際には、機密保持とライセンス料の支払を受ける等、極めて厳格なソフトウェアの使用許諾条件で契約締結をするのが通例でした。

2) それに対しオープンソース(open source)という概念が現われ、インターネットの普及と共に、オープン化戦略を採るソフトウエア企業や開発者(個人或いはグループ)が増えてきました。オープンソースとはソフトウェアの著作権を守りながらソースコードの公開をし、使用許諾を付与する考え方です。ソースコードをウェブで公開したり、雑誌の附録にCD等のメディアを付けて無償で配布したりして、誰でも公開されたソフトウェアの改編や改良が出来、改編したソフトウエアの再配布も自由に行なえるのです。



2.オープンソース(open source)に関しては、1998年にThe Open Source Initiative(OSI) という団体から、The Open Source Definition (OSD) [原文はこちら] という定義が発表されました。
[ 英文翻訳:InfoseekExite ]
1) 自由な改編と再頒布をする。

2) プログラムのソースコードを開示しての提供をする。

3) 改良・改編により成立した派生的なプログラムも、元になったプログラムと同様にライセンスが適用され配布が可能である。

4) 原作者のソースコードの継続性を確保する。

5) 個人またはグループであるかは関係なくプログラムが使用出来る。

6) 如何なる業界或いは専門領域でソフトウエアが使われても制限を設けない。

7) プログラムの著作権は、プログラムを配布をした関係者には、追加条件を加えずに付与される。

8) プログラムは特定の製品に限定されずに使用許諾される。

9) 使用許諾され配布されるプログラムと一緒に配布される他のソフトウェアを、元になるプログラムの使用許諾条件による制限はしない。

10) 技術上中立な立場での使用許諾をする。


尚、上記に準拠したソフトウェアライセンスにはOSI認定マークが与えられます。
余談ですが「オープンソース(open source)」とは、1998年2月3日、米国カルフォルニア(California)州パルアルト(Palo Alto)で、世界初の画像表示が可能なブラウザ(Browser)であるNetscape Navigatorのソースコードを如何に公開するかの戦略を検討する会議の中で生まれた、新たな用語である旨OSIは説明しています。


■関連サイトのご案内
Open Source Initiative OSI ? Welcome
Open Source Initiative (OSI) is a non-profit corporation dedicated to managing and promoting the Open Source Definition for the good of the community, specifically through the OSI Certified Open Source Software certification mark and program.
Open Source Group Japan オープンソース・グループ・ジャパン
オープンソースソフトウェアまたはフリーソフトウェア文化の普及、 啓蒙活動を推進し、オープンソース文化を守るための活動を行い、 オープンソースコミュニティの健全な発展に寄与することを目的とした任意団体です。


[ 英文翻訳:InfoseekExite ]





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