| 1.ミラーリング(Mirroring)とクラスタリング(Clustering)の区別 |
|
全く同じDataを複数の機械に保存する仕組みです。一般的には合わせ鏡(Mirror)を連想するので覚え易い「ミラー(Mirror)」或いは「ミラーリング(Mirroring)」と云われています。
ミラーリング(Mirroring)とクラスタリング(Clustering)が技術上区別されています。
|
|
1) |
ミラーリング(Mirroring)は、サーバ(Server)内のハードディスク(HD)の故障の際に、サーバ(Server)が提供しているDataが消失してしまう事態に備え、全く同じDataを別途複製して保存する方法の1つです。
Serverに内蔵するハードディスク(HD)や外部に接続した記憶装置にDataを記録する際に、複数の記憶装置に保存するDataを同時に書き込み、データを二重化(複製)する方法です。ミラーリング(Mirroring)によりDataを複数の箇所に保存しておけば、仮に一方の記憶装置が破壊されても、もう一方の記憶装置にDataが保存されています。それを呼び出してServerのDataを回復すれば、容易で且つ迅速にDataの復旧が出来ます。
|
|
2) |
複数のServerで構成したシステムで使用され、それぞれの場所に収蔵されている各種のDataをBackupする方法を、クラスタリング(Clustering)と呼びます。
|
|
|
1. |
サーバ(Server)を複数設置する大規模なシステム環境を構築している際に、機能の確保とDataの保全に関し、高信頼性を実現する目的で用いられる技術の1つです。
独立して動作する複数のコンピュータが提供する機能を、利用者側ではあたかも1台のコンピュータが稼働しているかの様に纏めたシステムの運営をします。
大規模なシステムを構成するそれぞれのコンピュータはノード(Node)と呼ばれます。仮にその中にある一台のノード(Node)が故障しても、速やかに他のNodeがその処理を引き継ぎますので、全体での処理業務は中断されない利点があります。
この様な構成は並列化の一種でもあります。独立性が高いServerを幾台も緩やかに結合して全体のシステムを構成しますので、マルチプロセッシング・システムとも考えられます。
|
|
|
2. |
クラスタリング(Clustering)の基本的な構築方法は、ディスクを共有するホットスタンバイ型の構成です。
通常使用されるメインのサーバ(Node)と、故障や障害が発生した時に備えて待機するバックアップ(Back
Up )サーバ(Node)に分けられ、両者が同じDiscを共有します。
例えばSCSI接続の外部記憶装置を活用し、1本のSCSIバスの両端に2台のサーバ(Node)が接続される構成です。2つのNodeは別途通信回線で接続され、両者で常時信号(Heart
Beatと呼ばれる)を交換します。メインのサーバ(Node)からのHeart
Beatが途絶えると障害が発生したと判断され、バックアップ(Back
Up )サーバ(Node)が機能の提供を引き継ぎます。
|
|
|
3. |
クラスタリング(Clustering)の高度な利用方法には、3台以上のサーバ(Node)で構成され、全サーバNodeが常時分散処理とCPUを有効利用と負荷分散をする構成です。障害が発生した際には、それぞれがDataのBackupをして補う構成です。昨今のServer機器の機能向上と記憶装置(Hard
Disk)の容量拡大によりシステムの大規模化が進んでいます。機器の価格低下もあり、更なる信頼性を実現する必要から現在は注目を集める技術です。
|